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IPAフォント

Posted 茅野らほい / 2007.10.22 Monday / 20:20

高品位日本語フォント「IPAフォント」の一般利用者向け無償配布を開始

独立行政法人情報処理推進機構といえばIT系の方々や理工系の学生さんにおなじみ情報処理技術者試験の大元だったりする訳ですが、そんな情報処理推進機構が2003年からソフトウェア開発向けに提供されていたフォントがIPAフォント。これを今回、一般向けアウトラインフォントとして公開したということです。

IPAフォントは、画面表示と印刷の両方に利用できる、美しいデザインのアウトラインフォントです。明朝体とゴシック体があり、それぞれに等幅およびプロポーショナルの2種類、さらに、ゴシック体には画面上のメニュー表示などに適したUI(ユーザインタフェース)フォントの計5書体を用意しています。最新の日本語の文字コード規格であるJIS X 0213:2004(JIS X 0208:1997を含めて11,233文字)の広範囲な文字をサポートしていることが大きな特長で、一般的な業務で必要とされるほとんどの漢字を網羅しています。

という感じでフリーで提供されている日本語フォントとしてはかなり高品位な代物。本来であればOSSなどに利用する前提(?)で作成されているっぽいのですが、規約を読む限り同人誌作成などのDTP用途で使用する分にも問題なさそうです。実際に並べたほうが早そうなので、以下で明朝体を他の明朝体5つと比較してみます。

明朝体比較

いちばん上がIPA明朝。漢字とかなのバランスはほぼ同じで、一般的な明朝体と変わりませんが、やや丸みを帯びている感じ(小塚ほどではないですが)。漢字もそれぞれの画がはっきりしていて見やすいです。(3)〜(5)が有償フォントであるということを考えれば(小塚はフォント購入の形式ではないですが)、完成度の高さも分かるなあ。(6)は有名なフリーフォントですが、かな文字が独特なので本文書体に使用するにはちょっと文章を選ぶかも、という書体。これと比較してみると癖がない分、バランス的に使いやすいかも知れません。ここら辺はもう好みの世界ですが。

問題ってほどの問題ではないのですけれど、IPAフォントはウエイトが存在しないので組版時にボールドの扱いをどうするかってこととか。強調箇所だけ書体を入れ替えるって方法でもいいんでしょうけれど。

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