ra*ka

勢いの無さに定評のある似非文芸ブログ。

ひのさか2#04

Posted 高宮かやの / 2008.02.18 Monday / 00:43

 この時期になると三年生が部室にいない、というのは去年の経験から分かってはいた。しかしながら、だ。わたしが部室にいたからといって何ができるのか。
 そういう訳で、わたしは必要かどうかも分からない備品の確認を繰り返しながらお茶をすすっているのである。
 ――まるで去年の榛原さんみたい。
 部室のドアが開いたのは、三度目のチェックを始めてすぐ、筆記用具をひっくり返したときだった。
「はよざーす」
「……ああ、おはようでいいのよね」
「さすが晶さん」

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